ヨシオープンイノベーション協議会について

一般社団法人ヨシオープンイノベーション協議会は、ヨシと河川に纏わる産業・文化・自然・歴史などを介して

日本の河川に自生する植物であるヨシを活用し、ヨシのブランド化を共に推進することで、地域の活性化を図るために設立された社団法人です。

 


顧問

小山 弘道 (元鵜殿ヨシ原研究所所長)

 

プロフィール

大阪市立大学の研究者、専門は植物生態学。大阪市立大学理学部附属植物園にて研究を行う。 

1975年より2020年頃まで鵜殿のヨシ原の自然環境の調査、研究、保全活動を行う。 

2001年~鵜殿ヨシ原の自然と生き物の保全を目的とし、鵜殿ヨシ原研究所を設立。

自然や生き物の調査研究をおよそ50年にわたり調査研究を実施。

その活動の集大成ともいえる「鵜殿を遊ぶ~夢・水辺を創る」40年目の記録を制作

 

活動

・国土交通省近畿地方整備局淀川河川事務所淀川環境委員

・高槻市緑地環境保全等専門相談員

ダウンロード
201510「鵜殿を遊ぶ~夢・水辺を創る」40年目の記録_鵜殿ヨシ原研究所.pd
PDFファイル 9.8 MB

顧問

鈴木 治夫 雅楽協議会代表

 

プロフィール

25歳の頃より雅楽の楽器の鳳笙の製作と演奏を続け、現在は鳳笙の製作のすべての工程を一人で手掛ける。元日本雅楽会副理事長として国立劇場や、各学校での演奏会、また海外公演も17か国で開催する。2005年からは雅楽協議会の結成に参与し世話人、情報紙「雅楽だより」(季刊)の編集責任者として発行を続けている。元東京芸術大学非常勤講師。2021年秋に篳篥の蘆舌用のヨシの全滅を知りそのヨシの再生に取り組み始め、2022年、3800㎡のエリアを、2023年は7000㎡エリアの「つる草抜き」を多くの方々と共に行っている。1946年生。

 

メッセージ

上牧・鵜殿に生えるヨシは平安時代から太くて堅く、雅楽の篳篥の蘆舌(リード)として使われてきました。ところが2021年に全滅してしまい、篳篥用のヨシの再生に取り組んでいます。文化と経済が手を取り合って持続可能なイノベーションを生み出せればと新しく誕生したこの協議会に期待を寄せるものです。


代表理事

塩田 真由美 株式会社アトリエMay 代表取締役

 

プロフィール 

大阪府生まれ 1982年から京都にて手描き友禅彩を始め、テキスタルやイラストの仕事を経て、1997年に和紙制作会社に入社し、和紙と出会う。その後、ギャラリースタッフとして勤務した後、2007年に「和アートカフェMay」オープン(大阪・交野市)鵜殿ヨシ原研究所 所長小山弘道氏と出会い、鵜殿のヨシとヨシ紙を紹介される。2010年に和紙ギャラリー「アトリエMay」をオープンし、「地域資源をデザインする会社」として活動開始し、2014年に株式会社アトリエMay設立 代表取締役就任。2018年には前身の「一般社団法人淀川ブランド推進協議会」設立 理事就任。2020年「世界初のヨシ糸が地域を紡ぐプロジェクト」を立ち上げ、試作開始。翌年に「 ヨシ繊維研究所」設立。「ヨシをよしとする商品計画」として、ヨシオリジナルブランド「しおん」等がある。ヨシ創作照明は、2013年にヨシ照明をパリ・デザインウィーク「日本デザインの今」展出展し、2018年に パリ「メゾン・エ・オブジェ」に出展

2017年 北大阪商工会議所「環境改善表彰 環境貢献優秀賞」受賞

2023年 大阪府「おおさか環境賞 大賞」受賞

               環境省「地域環境美化功績者表彰」受賞

 

メッセージ

私とヨシとの出会いは2007年で、立ち上げたばかりのカフェに、小山先生にご来店頂いたのがきっかけでした。淀川の河川敷に自生する植物であるヨシのお話と、そのヨシから生まれた「ヨシ紙」に、大変ワクワクしたのを今でも覚えています。また、鵜殿のヨシは雅楽の管楽器「篳篥」のリードに活用され、2010年に枚方で立ち上げたギャラリーで、そのリードの制作イベントを開催した時に、雅楽協議会の鈴木治夫さんに出会いました。鵜殿のヨシと出会い16年の月日が流れ、ヨシを介して沢山の出会いがあって、一般社団法人ヨシオープンイノベーション協議会設立に至りました。この協議会が、ヨシを活用した新しい産業を興し、ヨシ原が保全される仕組みを構築することで、ヨシ原の保全の一助となれば幸いです。

 

 


ヨシ事業部委員会

大阪府にある高槻市、鵜殿ヨシ原でヨシの刈り取りを行い、ヨシ事業を行う事業者様に販売を行います。

 

ブランド認証委員会

当法人のヨシブランド認証ロゴマークをご利用いただき、ヨシブランドの確立を行います。

 

学術研究委員会

ヨシという日本にゆかりのある植物を学術的に研究してこられた小山弘道先生の過去の資料や、勉強会を行います。

 


文化芸術委員会

雅楽協議会の代表である鈴木治夫氏と共に、宮内庁雅楽の篳篥のリード部分にも使用されるヨシを文化的に訴求します。

広報委員会

ヨシの広報活動を行い、より一層の周知活動を行います。

 


2017年

 6月

前身の一般社団法人淀川ブランド推進協議会発足

 

 7月

枚方市鍵屋資料館にて「淀川の恵みを味わい知り触れる」イベント開催
 

12月

「枚方くらわんか酒」のクラウドファンディングを実施

 

  大阪水上バス「淀川浪漫紀行プレミアム」にて淀川旬菜弁当プロデュース(~2019年)
2023年  7月 「淀川ブランド推進協議会」からよりヨシに特化した社団法人へ
   8月 一般社団法人ヨシオープンイノベーション協議会に法人名変更
2024年  2月 大阪府高槻市にある鵜殿ヨシ原にてヨシ刈りを実施予定